読まなくても何一つとして問題はない設定まとめ。
芋の頭の中ではこうなってるというだけの話です。覚書なので増えたり減ったり編集されたりする。
ハイエルフ
エルフの血を引いて、精霊の声を聴き使役する者ども。
精霊を扱えないものは集落からつまはじきにされ、ローエルフの烙印を押される。
ローエルフ
ダークエルフとも。
エルフの血をひいてはいるが、精霊の声が聴けず、魔術に頼るしかなくなった者どもの事。
基本的にハイエルフから除け者にされた者たちで構成されているので、その性質は人間に近い。
人間の作り出した魔術を扱うエルフはだいたいこの括りになる。
ヘルミナはそこからすらもはじき出された異端者。
ハーフエルフ
ヒトの血を引きつつ、ハイエルフの性質を得るに至ったものの事。精霊使いがこれにあたる。
じゃがいもワールドのハイエルフにとって「精霊の声が聴ける者=ハイエルフ」でなければならないため、便宜的にこのような名前が与えられた。
ヒトでありながらエルフの教育をうけていたり、本当に血が半分ずつ流れていても「精霊の声が聴けない」のならば、全てローエルフと称される。
精霊術
精霊の声を聴き精霊の力を借り、時には使役する術。
基本的に精霊とのコミュニケーションが必須なので、精霊との対話ができないものはこれを扱うことはできない。
術のエネルギーは精霊が補う。
魔術
太古、エルフと戦争を起こした人間たちが精霊術を模倣して作った術。
より強い欲や願望といった感情に起因する術。エネルギーはだいたい術者の感情やら精神やら内面的な事情から抽出される。
その性質によりめちゃくちゃに数が多い上に、効果が被ってるのに全くの別物だったりする。
めんどくせー内面的な事情の数だけ魔術がある。
神聖術
魔術の一派。基本的な性質はほぼ一緒。ただ宗教という全体認識で扱うので、人による効果の違いが少ない。安定している。
錬金術
魔術の派生形。魔術をより安定した形で顕現させようとした結果、限りなく科学に近い何かになってしまったもの。
とあるかみさまが何より恐れて何より憎んでいるもの。
召喚術
精霊術の派生形。精霊だけでなく他の妖精的存在との対話、交流を可能にした者どもが作った。
使役したり力を借りたりといった使い方は一緒だが、呼び出すものが精霊とは違って悪いものだったり術者の想定を超えるものだったりする。
底の国
冥王が治める魂の経由地。魂の選別、及び裁定などを行う場所のひとつ。
案内人が連れてきたり、もしくは自分でたどり着く。生者であろうが死者であろうがたどり着けるが、門番の許可がないものは入れない。
選別された魂は消えたり、流転へと渡されたり、拘束されたり、自由になったりと様々。空は酷く暗い。
動死体
死霊術師が使役する死体。魔術によって動いているように見える、魂のない抜け殻。
動くためのエネルギーは術師から受け取るので、自分ではまかなえない。
死人
冥王が管理する禁術によって誕生する存在。動死体とは違い、己のエネルギーを己でまかなえる。
ただし、五感のうちどれかが欠けている。ヒトの亜種みたいなもの。
基本的に身体と魂は一致していないため、他人の身体を使っている状態。
顔を隠すのは「自分であり自分ではない己」を見ないためでもある。「底の国」の役人はすべて死人。
フアンは特に珍しい、身体と魂が一致した状態の死人。
東西南北に存在する、妖魔やこの世在らざる者たちからその地を守護してきた家々。
北の家「ニグレンド」
他の守り人の起源となる始まりの家。生まれる子供らは皆、どこかしらが腐り落ちた状態で生まれてくる。
腐食、破壊などの魔術を得手とする魔術師の家系。
役割は魂と体の破壊。一度全部解体する。
南の家「アルジェベド」
北の家に次いで古い家。決められた容姿を持つ子供は封印術の贄にされる。
再生、製造などの錬金術を得手とする錬金術師の家系。
役割は魂と体の浄化。解体したものを綺麗にして1つにまとめる準備をする。
北の家から監視役が送られている。
東の家「キトリニタータス」
南の家から派生した家。四家のうち最も裕福な家。生まれてくる子供は体の一部に赤い花を咲かせて生まれる。
「底の国」の支配者、冥王はここの当主だが、公には伏せられている。
魂の定着などの死霊術を得手とする死霊術師の家系。
役割は魂と体の定着。崩れることのない肉体と魂の結合をする。
西の家「ルルベド」
全てを一つにする家。もっとも謎の多い家。
全ての工程を終えて連れていかれる場所。終着点。
役割は原初の存在の完成。